ホームページ項目


いろいろな皮膚病

蕁麻疹

蕁麻疹の定義

出没する一過性の掻痒を伴う紅斑・膨疹と定義されています。つまり、皮膚が赤くなったり、やや盛り上がったようになることが、でたり、消えたりする病気です。多くの患者さんは、突然皮膚が蚊に刺されたように盛り上がってきました、と言われます。


蕁麻疹の症状経過

かゆみが出現し、その後皮膚に盛り上がった皮疹(膨疹)が現れ、その後数時間後には皮疹は消えてしまう。このような症状が繰り返し現われます。多くの患者さんでは、大体、毎日、同じような時間帯に症状がでることが多いと言われます


蕁麻疹の症状の特徴

・突然症状がでる
・症状が治まったあとは痒みはない(症状がないときは、かゆみも皮疹もありません)
・毎日決まった時間帯に症状がでる患者さんが多い


蕁麻疹発症の機序

皮膚の血管周囲にある肥満細胞が刺激を受ける

肥満細胞からヒスタミンが出てくる

ヒスタミンが血管に作用し血管透過性が亢進

血管の周囲に浮腫が生じる、血管が拡張

皮膚が盛り上がる


蕁麻疹の種類

症状が続いている期間による分類

急性蕁麻疹:症状ぴだでてから1ヶ月以内の蕁麻疹
慢性蕁麻疹:1ヶ月以上症状が続いている蕁麻疹
☆粘膜(咽頭部)に蕁麻疹が起こると呼吸困難になることもある

原因による分類

機械性蕁麻疹:圧迫を受けることによって起こる蕁麻疹。
寒冷蕁麻疹:冷えることにより起こる蕁麻疹
温熱蕁麻疹:温まることにより起こる蕁麻疹
日光蕁麻疹:日光にあたると起こる蕁麻疹
水性蕁麻疹:水に接触して起こる蕁麻疹
接触蕁麻疹:なんらかの物質に接触して症状がでる蕁麻疹。接触によりヒスタミンがでてくることにより起こると考えられている。原因物質が触れたところから症状がでるのが特徴である
血管性浮腫、クインケ浮腫:発症機序は蕁麻疹と同じですが皮膚のやや深いところで起こっている蕁麻疹。眼瞼、口唇、外陰部などに起こりやすい。
蕁麻疹様血管炎:30歳代の女性に多い。蕁麻疹の出現が長く続く(1日以上)のが特徴です。血管が炎症を起こしている像が見られる膠原病、ウイルス肝炎などに合併することがある。
色素性蕁麻疹肥満細胞症(肥満細胞が増殖している)のために蕁麻疹が出る。幼児の患者さんでは自然治癒傾向にある。成人では悪性化することもある。


蕁麻疹の治療

原因除去:実際には原因不明のことが多く、原因除去は難しいです。
内服治療(アレルギー薬、ステロイド):ほとんどの患者さんでは、アレルギーの薬を内服してもらうと症状はおさまります。しかし、症状が強い場合には、短期間だけ、ステロイドの内服治療をおこなうことがあります。
外用療法:痒みが強い場合には、痒みを抑えるために、塗り薬を使うこともあります。


ページのトップへ戻る